Androidアプリ開発を始めるにあたって、まず最初に悩むのがプログラミング言語の選択です。
長年主流だったJavaに加え、近年はKotlinが公式言語として採用され、注目を集めています。どちらもAndroidアプリ開発で広く使われており、それぞれにメリット・デメリットが存在します。
これからAndroidアプリ開発に挑戦するエンジニアにとって、どちらの言語を選ぶかは重要な決断となるでしょう。

Javaは歴史が長く、豊富なライブラリや情報が利用可能です。そのため、学習リソースが豊富で、初心者でも比較的習得しやすいと言えるでしょう。大規模な開発プロジェクトで実績があり、安定性も高い点がメリットです。
一方、コードの記述量が多く、冗長になりやすい点がデメリットとして挙げられます。また、null安全性が低いことも欠点の一つです。

KotlinはJavaの欠点を補うために開発された言語で、簡潔な記述、null安全性、Javaとの相互運用性などが特徴です。コードの記述量がJavaに比べて少なく、可読性が高いことから、開発効率の向上に繋がります。
また、null安全性を備えているため、nullポインター例外によるバグ発生のリスクを軽減できます。Javaとの相互運用性があるため、既存のJavaコードベースにも容易にKotlinを導入できます。
近年では新規開発の多くでKotlinが採用されるケースが増えており、Androidアプリ開発の主流になりつつあります。